災害に強い都市へ誓い新たに 神戸市消防出初め式、地震体験車も新調
神戸市消防局の出初め式が5日、神戸市中央区のメリケンパークであった。阪神・淡路大震災から30年の節目を前に、会場には多くの市民が集まり、和太鼓にあわせた一斉放水や、ヘリコプターからの救助訓練を見守った。
参列した久元喜造市長は「災害に強い都市の上に繁栄は成り立つことを肝に銘じ、あの震災で得た経験を若い職員に受け継いでいきたい」と式辞を述べた。
会場では、老朽化で今年度限りで引退する地震体験車両の「初代ゆれるん」と、昨年11月から運用を始めた「2代目ゆれるん」の体験乗車もあった。
初代は2007年に導入され、市内の学校や事業所からの要請で年間100回ほどの防災訓練などに派遣されてきた。市消防局によると約12万人が「地震」を体験したという。
ゆれるんの最大震度は7。阪神・淡路大震災や南海トラフ地震を想定した揺れも体験できる。2代目にはVR(仮想現実)ゴーグルもあり、物が倒れる映像を見ながら揺れを感じられる。
ゆれるんの問い合わせは、市消防局市民防災総合センターへ。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
今すぐ登録(初トクキャンペーン中)ログインする
【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくは
兵庫:朝日新聞デジタル 2025-01-06 [
Edit / 編集]