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古い町並み残る松江市美保関地区、重伝建地区の選定めざし審議会発足

 【島根】松江市は13日、国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)に古い町並みが残る美保関地区を選定してもらおうと、保存審議会を立ち上げた。初会合が同日開かれ、2026年度中の選定を目指し、保存地区の範囲を決めたり、保存活用計画を策定したりすることを確認した。
 重伝建地区に選定されると、建物の修繕費に国の補助が受けられるなどのメリットがある。
 美保関地区は、北前船の寄港地として、美保神社の門前町として繁栄した町並みが残る。市は16年に文化庁文化財調査官が現地視察に訪れたのを機に、重伝建選定に向けた取り組みを始めた。
 審議会は、学識経験者や地域住民ら10人の委員で構成。会長に就任した和田嘉宥・米子工業高等専門学校名誉教授は初会合で「新たなまちづくりになるようにしていきたい」と述べた。この日は、現地視察もあり、審議会の委員たちは、市文化財課の職員から、町並みが形成された背景や、建造物の特徴などについて説明を受けた。
 審議会は12月までに保存活用計画をまとめ、市はこれをもとに国に重伝建への選定を申し出る。

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島根:朝日新聞デジタル 2025-02-16 [Edit / 編集]

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