「新工場の建設 断念せざるを得ない」 日産自動車 北九州市で予定の”バッテリー工場”白紙に 経営の安定を優先
業績不振が続く日産自動車は、北九州市で予定していた電気自動車向けのバッテリー工場の建設を断念したと発表しました。
福岡県 服部誠太郎 知事
「日産自動車から北九州市で予定しておりましたLFPバッテリーの新工場建設について、計画を断念せざるを得ないとのご報告でございました」
9日午前、福岡県庁で服部知事と北九州市の武内市長、日産自動車の幹部が面会後に取材に応じ、日産自動車が北九州市で予定していたバッテリー工場の建設を断念したと明らかにしました。
日産自動車 九州工場
日産自動車は、昨年度の最終損益が最大で7500億円の赤字になる見通しを示していて、「経営を安定化するという意味では、投資を見送らざるを得ない」と説明しました。
日産自動車と県と市の3者は、今年1月に立地協定を結んだばかりで、服部知事は「経営環境を考えるとやむを得ない判断だったと理解している」と述べました。
福岡|RKB毎日放送 2025-05-09 [
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