公開生放送 ぬちぐすいに 糸満・FMたまん 水曜、いとま～る 住民交流の場に 沖縄
糸満市にあるコミュニティーラジオ局「FMたまん」が糸満市場「いとま～る」で、4月から毎週水曜日に公開生放送を始めている。午前10時から2時間の生放送は、歌あり踊りあり太鼓ありと盛りだくさんだ。
放送を企画したのは、FMたまんの取締役でパーソナリティーの「あーきー」こと照屋亜紀さん（25）。市場の活性化とともに、地域住民が交流する場を定期的につくることで心も体も元気になってもらおうと考えた。リスナーも巻き込んで「ぬちぐすい」になるような放送を目指し、「ここに来ることで地元のお店や地域の人とのゆんたくを楽しむ場になれば」と話す。
毎週の放送内容はさまざまだ。番組でパーソナリティーを務めるマイケル中本さんがリスナーのリクエストに応じて生歌や三線を披露したり、いとま～るで店を構える店主へインタビューをしたりと、毎回何が起こるのか分からない。4月16日の放送には當銘真栄市長も飛び入り参加。最後はカチャーシーで締めくくり、会場は高揚感に包まれた。
放送の最後にカチャーシーを踊るマイケル中本さん（中央）や観客
いとま～る施設長の金城卓さん（43）は「市外から放送を楽しみに来ている方もいて驚いている」と会場の盛り上がりに笑顔を見せ「地域に定着するよう継続してできれば」と話した。
照屋さんは「ラジオは家や車で聞くのもいいけれど、外に出るきっかけになると健康にもつながる。みんなで地域を盛り上げていきたい」と意気込みを語った。
（嶋岡すみれ）
琉球新報 2025-05-10 [
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