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「いっぱい卵産んでね」 ホントウアカヒゲの巣箱設置 沖縄・大宜味小、愛鳥週間で

 【大宜味】愛鳥週間が始まった10日、大宜味小学校の児童らは、大宜味村役場の裏手にある山に、同村の村鳥「ホントウアカヒゲ」の巣箱を八つ設置した。天気はあいにくの雨だったが、児童らは「いっぱい卵を産んでほしい」などと願いを込め、巣箱を木にくくりつけた。
 同日、巣箱の設置に協力した国指定屋我地鳥獣保護区管理員の渡久地豊さん(62)によると、ホントウアカヒゲの繁殖期は3~7月ごろ。村役場の裏手にある山では、ホントウアカヒゲの鳴き声も確認されていることから、巣箱入りにも期待が高まっている。
 同日、巣箱を設置した大宜味小3年の山口創一さん(8)は「ひもで木にくくりつけるのが難しかったけど楽しかった。アカヒゲさんにたくさん使ってもらいたい」と笑顔を見せた。
 渡久地さんは「まだ姿を見たことのない子もいる。巣箱に巣を作ってくれれば、より身近に村鳥を知ってもらえるいい機会になる」と話した。
 (金城大樹)


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琉球新報 2025-05-11 [Edit / 編集]

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