アルティーリ、悲願のB1昇格 17日から富山と決勝
バスケットボールBリーグ2部(B2)のアルティーリ千葉は11日、プレーオフ準決勝の第2戦で信州ブレイブウォリアーズに75―66で勝利し、B1昇格を決めた。チーム設立から4季目で、悲願を達成した。
過去2季連続で、プレーオフ準決勝で敗れ、B1昇格を逃した。今季は「三度目の正直」を目指し、レギュラーシーズンは57勝3敗。昨季に続きBリーグ最高勝率を更新し、プレーオフに進んだ。
この日、千葉ポートアリーナ(千葉市中央区)であった試合には、チーム過去最多となる6042人のブースターが、駆けつけた。第3クオーター(Q)まで競り合う状況が続いたが、4Qで熊谷尚也選手の連続スリーポイントシュートなどでリードを拡大。そのまま逃げ切った。
前日の第1戦も83―59で勝利していたため、この日の結果で決勝進出とB1昇格が決定。A―xx(アックス=アルティーリ千葉ファンの呼称)の歓声が会場を包んだ。
試合後、アンドレ・レマニスヘッドコーチは「オフェンスがうまくいかないときも、このシーズンずっと言ってきたディフェンスの部分で食らいついていってくれたのが要因」と振り返った。大塚裕土選手は、試合後の涙について「長かった。0から(チームを)つくってきた苦労や思い出がフラッシュバックした。自分がこのクラブに入った一つの目的はクリアできた」と話した。「今日の昇格セレモニーの景色をもう一回皆さんに見せたい」と、プレーオフ決勝に向けて決意を新たにした。
17日からの決勝は、富山グラウジーズと千葉ポートアリーナで戦う。
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千葉:朝日新聞デジタル 2025-05-13 [
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