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SNS型投資詐欺やロマンス詐欺防止へ連携 県警と県内3地銀

 急増するSNS型の投資詐欺やロマンス詐欺などの対策として、千葉県警と千葉銀行、千葉興業銀行、京葉銀行の地銀3行が2日、詐欺被害に遭った可能性のある口座情報の共有などで連携を強化する協定を締結した。犯罪に関わる不正口座の情報をいち早く把握することで、迅速な対応につなげる狙いがある。
 銀行が高額な取引などの犯罪に使われた可能性のある口座をモニタリングシステムで検知した場合、すぐに県警本部に情報提供することで迅速な対応が可能となる。県警からは銀行に最新の詐欺傾向や手口を伝え、モニタリングの精度の向上につなげるという。
 昨年の県内のSNS型の投資詐欺の認知件数は83件で被害総額は約18億200万円、ロマンス詐欺が65件で約9億9千万円。被害に気付くまで時間がかかり、送金を繰り返して被害額が膨らむ傾向がある。田中豊弥刑事部長は締結式で「詐欺被害のさらなる拡大防止、捜査の迅速化が図られることが期待できる」と述べた。
 警察庁と金融庁は昨年8月、各金融機関に警察との連携強化を呼びかけており、全国各地で同様の取り組みが広がっている。

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千葉:朝日新聞デジタル 2025-05-13 [Edit / 編集]

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