豪雨災害義援金に10万円 カジマヤー祝儀の一部
【国頭】4月に家族や親戚、地域の人々が参加して盛大にカジマヤー(風車祝い)が行われた、宮城藤さん(96)=国頭村辺土名=は、国頭村にカジマヤー祝い祝儀の一部から10万円を寄付した。
5月1日、長女の新崎浩子さん(74)=浦添市=と、次女の玉村和美さん(64)=国頭村鏡地=が共に国頭村役場を訪問し、宮城明正副村長へ寄付金の目録を手渡した。
新崎さんは「藤さんのカジマヤーを多くの地域の人々に祝ってもらった。母親が長年地域で商売を続けてこられたのは、国頭村の人々の利用により温かく見守られてきたからだ。その国頭村の人々が昨年の豪雨災害で多大な被害に見舞われ心を痛めた」と話す。
「長男の宮城修ほか家族で相談し、恩返しの意味もあり災害義援金として寄付を決めた」とし、一日も早い復興を心から願った。
宮城副村長は被災者の現状を説明し「皆さんからの善意には心より感謝する」と話した。
(新城高仁通信員)
琉球新報 2025-05-13 [
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