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アプリで遊んで救え!電柱のリスク 東電PGが千葉、茨城で実証実験

 東京電力パワーグリッドは、千葉と茨城の両県で、電柱を撮影して遊ぶゲームアプリ「ピクトレ」の実証実験を始めた。地域住民にゲームを楽しんでもらいながら、停電リスクがある電柱の早期発見につなげる狙いがある。
 ゲームは三つのチームに分かれる団体戦。参加者が、アプリの地図に表示された電柱の場所へ行って写真を撮影すると、その電柱を「制圧」できる。制圧した電柱同士をつないだ長さに応じてポイントを獲得でき、チーム間で総獲得ポイント数を競う。参加者は、自分が稼いだポイントに応じてアマゾンギフト券などの報酬がもらえる。
 特に、植物のツルやツタが絡まっている電柱は高得点が得られる。ツルなどが巻き付くと、配線に接触して停電につながる恐れがあるためだ。
 2019年の房総半島台風では、近くの木が倒れるなどして千葉県内で約1750本の電柱が倒壊し、大規模停電につながった。その反省を生かし、電柱の点検を強化するため、今回の実証実験を企画したという。
 これまでに東京、群馬、静岡の1都2県で同様の実証実験を行った。同社によると、いずれの地域でも、撮影対象となる電柱の約9割の写真が集まったという。
 千葉では4月26日から、千葉、市原、四街道の3市で電柱約17万本を対象に開始。茨城では5月10日から、北茨城市と大子町で約3万本を対象に実施する。8月29日まで。

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千葉:朝日新聞デジタル 2025-05-14 [Edit / 編集]

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