> 福岡県

「機械が握ったとは思えないくらいふわふわ」食品業界で活躍する最新ロボットが一堂に集結「西日本食品産業創造展」

食品産業で活躍する最新ロボットなどを集めた恒例のイベントが、福岡市で始まりました。ことしはどんな最新技術が登場したのでしょうか?

ロールケーキカット
「どうぞー」

恒例のロールケーキカットで幕を開けた西日本食品産業創造展。
今年のテーマは「食の未来を考えるフードテック×サステナブル」です。

会場にはおよそ230の企業と団体が出展。
最新技術を使ったロボットや製品が勢揃いしています。

こちらは、おにぎりマシン市場で8割以上のシェアを誇る福岡市の不二精機が開発した機械。
その名も「おにぎり達人」です。

おにぎり1個を作るまでの時間はわずか30秒ほど。
さらに、にぎり加減もソフトやハードなど4段階で調節できるということです。

RKB 下濱美有 記者
「機械がにぎったとは思えないくらいふわふわで、米粒もしっかりたっています」

不二精機 担当者
「機械のおにぎりといえば硬いというイメージを皆さん持たれているので、柔らかいおにぎりを機械でも提供出来ますよというのがコンセプト。人以上を目指していますので」

そしてこちらは食品のグラム数を自動で計量するロボット。

それぞれのコンベヤーに食品を乗せれば、自動で目標の重さにしてくれます。
さらに自動計量が難しいとされてきた、粘り気のある食品の計量も出来るように改良したということです。

大和製衡 担当者
「コンベヤーだとローラーで強制的にはぎとりますので佃煮、お肉ですね。そういったものに使っていただけます」

こちら、買い物の時に使ったことがある人もいるかもしれません。
機械をかざすだけで目の前にある在庫の数を確認できるこちらの製品。

ユニクロのレジで使われているものと同じシステムで、情報の入ったタグを商品に貼っておけば、瞬時に読み取ってくれます。
今年で35回目となるこのイベント。
業界関係者が現場の課題としてあげたのはやはり「人手不足」でした。

来場者
「工場としては人材不足は結構問題があるんですけれど、情報がもらえればなと」

来場者
「機械は高いんですけれど何も文句言わず黙ってボタンひとつ押したら動いてくれる。1人雇う分以上の仕事をしてくれればいいわけで」
時代とともに変わる食品産業の現場。
こうした機械が人手不足解消のカギとなりそうです。
西日本食品産業創造展は福岡市博多区のマリンメッセ福岡で16日まで開かれています。

福岡|RKB毎日放送 2025-05-14 [Edit / 編集]

削除Pass(任意、英数字4~12文字) [Confirm/確認]
No. 削除PassかIPアドレスのどちらかが合致すれば削除出来ます
削除Pass(任意)