「おーきな笑」テーマ曲配信 子の居場所づくりへ うるま・平安座 沖縄
【うるま】「いつもそばにいるから いつだって頼ってほしい」。ひとり親世帯の子どもたちの居場所づくりなどを取り組んでいる、うるま市平安座の一般社団法人「おーきな笑（わ）」（中村和雅代表理事）が2日、拠点事務所でテーマソングのレコーディング収録動画上映会を開いた。曲はこどもの日の5月5日から音楽配信サイトで配信された。
曲のタイトルは法人名そのままの「おーきな笑」。昨年開催された法人設立1周年祭でお披露目され、来場者を大きな感動に包み込んだ。
歌詞は「のっち」の愛称で親しまれている中村代表（35）と、「歌のお父さん」として音楽活動をしているCHINsanpapaの合作。作曲と歌はCHINさん（37）。
アップテンポで、爽やかなメロディーで「笑顔を繋（つな）ごうおーきな笑」「愛で繋ごうおーきな笑」「いつでも帰ってきてね、この場所に」と歌う。歌詞は優しい言葉を紡ぎ、CHINさんの透明感あふれる歌声が重なる。
2月に行われたレコーディングでは子どもたちがエンディングの合唱に参加した。新屋敷ひなたさん（10）＝彩橋小5年＝と塩谷翠咲さん（10）＝同4年＝は「レコーディングは宝物。歌は長いが、頑張って暗記して、どこでも歌えるようにしたい」と笑顔で話した。収録動画上映会に参加した父母の中には、子どのたちの頑張りに涙を浮かべる姿もあった。
中村代表は「多くの方に支援いただき実現した。子どもたちとのレコーディングも良き経験となった」と感謝し、「テーマソングは歌詞が心に響く。たくさんの人に聴いてほしい」とヒット曲になることも願っていた。
（岸本健通信員）
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琉球新報 2025-05-14 [
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