カピバラまみれ、とくしま動物園 飼育数日本一をPR
80匹のカピバラがいる「とくしま動物園」(徳島市渋野町)は、今春からすべてのカピバラの公開を始めた。これまで一部しか見ることができなかったが、日本一の飼育数をアピールするため、旧ゾウ舎周辺の空きスペースを活用することにした。
同園では2007年からシマウマのいる屋外のサバンナエリア(約1万平方メートル)でカピバラ3匹の飼育を始めた。スペースが広いことなどからその後、自然と繁殖が進んだという。
80匹になり、オス同士のけんかが増える問題などが起こったため、公開は28匹に絞り、残りの52匹は来園者が見ることのできない園のバックヤードで飼育してきた。
園は、サバンナエリアとは別の公開エリアとして、空いていた旧ゾウ舎周辺のスペース(約957平方メートル)を使うことにした。カピバラが水中に入れるプールも設置し、未公開だった52匹を移した。
担当者は「サバンナエリアでは上から見下ろす形で、ゾウがいたスペースでは同じ目線から観察ができるようになる。様々なカピバラの様子を見てほしい」と話す。
同園では数年後にすべてのカピバラを1カ所で見ることができるような専用施設を整備する方針という。
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徳島:朝日新聞デジタル 2025-05-16 [
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