県の推計人口68万人割る 国勢調査でみると105年前の水準に
徳島県はこのほど、4月1日現在の推計人口が67万8771人になったと発表した。昨年4月の68万8373人から1年間で9602人減少した。
県によると、22年4月は70万5876人、23年4月は69万7733人で、近年は8千～9千人規模で減り続けている。県の推計人口のピークは87万8671人（1956年1月）だった。国勢調査でみると、人口規模は1920年（67万212人）の水準に近づいたことになる。
減少の主な要因は、死亡が出生を上回る「自然減」。昨年度は死者数1万1600人に対し、出生数3561人で、8039人の自然減だった。さらに、転出が転入を上回る「社会減」も背景にあり、転出者2万2238人に対し、転入者2万675人で1563人の社会減だった。
総務省が4月に発表した人口推計（昨年10月1日時点）で、徳島は鳥取、島根、高知に次いで4番目に人口が少なかった。国立社会保障・人口問題研究所が2023年に公表した将来推計人口によると、20年後の45年に徳島は島根に抜かれると予想されている。
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徳島：朝日新聞デジタル 2025-05-16 [
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