若狭ふぐ稚魚出荷 小浜傷少なくきれいな身
ポンプで水槽から活魚車に移される若狭ふぐの稚魚=小浜市の県栽培漁業センターで
「若狭ふぐ」として流通する、トラフグの稚魚の出荷が15日、小浜市の県栽培漁業センターで始まった。6月中旬にかけて計7万匹を嶺南4市町(敦賀、若狭、小浜、高浜)の14養殖業者に届ける。
稚魚は2月にふ化し、センター内で飼育。体長7センチに育った6万匹と、10センチの1万匹を出荷する予定。海のいけすで1年半ほどかけて体長30センチ、重さ1キロ程度に育てられ、県内の民宿や京阪神の市場に出回る。
この日は、若狭町神子地区の業者に7センチの4500匹を出荷した。職員はポンプで稚魚を水槽から活魚車に移して送り出した。
同センターの綿谷朋紘主事(26)は「今年は(稚魚同士の)かみ合いが少なく、傷が少なくき...
日刊県民福井 2025-05-16 [
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