「聖地・勝山」で初調査 県立大恐竜学部生 大野で発掘体験も
恐竜学部教員(右)の説明を聞きながら、化石発掘現場を見学する学生たち=勝山市北谷町谷で
今春入学した県立大恐竜学部の1期生33人が17日、勝山市の前期白亜紀(1億2千万年前)の地層「手取層群北谷層」で、フィールドワーク(実地調査)に初めて臨んだ。新種と認められた恐竜種の6種が発掘された国内恐竜研究の「聖地」で、恐竜の足跡の化石を観察し、生息した時代の岩石や地層の違いなどを確かめた。
「この地層で、フクイラプトルなど恐竜の化石が発掘された」。雨が降る中、教員が呼びかけると、学生たちの目が輝いた。学部では、恐竜を含む古生物学以外にも地質学、古環境に関する専門知識や調査研究手法を学ぶ。学生たちは入学後に購入したハンマーを使って地層の岩石を割り、色や地質の違いを確認した。
午後からは、...
日刊県民福井 2025-05-18 [
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