朝乃山の優勝額、富山市役所の市民ホールに
富山市出身の元大関・朝乃山(高砂部屋)が、2019年5月場所で幕内優勝した時の優勝額が、富山市役所1階の市民ホールに飾られることになった。29日午前10時から、朝乃山も出席して除幕式が行われる。
呉羽生まれの朝乃山は呉羽中学、富山商業高校、近畿大学を経て高砂部屋に入門。16年3月場所に初土俵を踏んだ。19年5月、西前頭8枚目の時に12勝3敗で初優勝し、20年7月場所で大関へ昇進した。
優勝額は縦3・2メートル、横2・3メートル。今年1月まで東京の両国国技館に掲げられていた。国技館では、四方に8枚ずつ計32枚を飾り、古いものからはずしていく。はずされた優勝額は力士に贈られるが、母校や縁のある施設などに寄贈されるケースが多い。
朝乃山の額は、富山市内の後援会事務所に展示されていたが、本人の意向を受け、後援会から市役所へ展示の申し出があったという。
朝乃山はけがなどもあり、今場所は西幕下14枚目で、8日目を終えて3勝1敗。幕内復帰を目指して稽古を重ねており、藤井裕久市長は「朝乃山の挑戦を市民と一緒に応援しようと引き受けた。ぜひ除幕式で、直接、温かいエールを送ってほしい」と呼びかけた。
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富山:朝日新聞デジタル 2025-05-19 [
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