非常に珍しい 太平洋側で自生…県の絶滅危惧種・ヒメザゼンソウ、入間で咲き始める さいたま緑の森博物館、6月中旬ごろまで きょう24日と6月7日、スタッフの解説も 参加無料
入間市宮寺のさいたま緑の森博物館敷地内で、県の絶滅危惧種に指定されている「ヒメザゼンソウ」が咲き始めた。開花は6月中旬ごろまで。
ヒメザゼンソウはサトイモ科の多年草で、太平洋側で自生しているのは非常に珍しいという。4センチほどの赤紫色の苞(ほう)に隠れるように、小さな白い花が固まって咲く。湿地の入口の林の中に約10株が確認されており、21日は園路から2株を観察することができた。
24日、6月7日には「みどりの森ミニトーク」を開催し、同館スタッフがヒメザゼンソウの生態や保護の重要性を解説する。時間は午前10時からと午後1時からの各日2回。参加無料。
同館の担当者は「(貴重な植物なので)この先もずっと見ていただけるよう、優しく見守ってほしい」と話している。
問い合わせは、同館(電話04・2934・4396)へ。
埼玉新聞 2025-05-24 [
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