京都府で大雨想定し情報伝達訓練 出水期を前に関係機関で手順を確認
出水期を前に京都府は23日、本庁と各広域振興局、土木事務所など関係機関で一斉に水害対応訓練をした。福知山市篠尾新町の中丹西土木事務所では約50人が参加し、市内の被災情報の収集や伝達、通行規制などの手順を確認した。
水害時の対応を円滑に行えるよう、毎年この時期に実施。府内の広範囲で大雨となり、大雨特別警報と土砂災害警戒情報が発表されている状況を想定して訓練を実施した。
中丹西土木事務所には、市内の道路で発生した土砂崩れや倒木などの情報が寄せられ、若手の職員が中心となって地図やホワイトボードに被災箇所などを記入して、状況を取りまとめた。
また、特定地点の総雨量を随時観測し、基準に達すると、通行規制のため職員が現地に行き、交通遮断機が正常に作動するかを確かめた。
同事務所の今西厚人技術次長は「災害時は円滑かつ迅速、適切な対応をし、被害の軽減に努めていきたい。住民のみなさんもこまめに情報を確認し、早めの避難を意識してください」と話していた。
写真(クリックで拡大)=集まった情報を確認、共有する職員たち(中丹西土木事務所で)
両丹日日新聞 2025-05-25 [
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