キリシタン大名・大友宗麟領内の豊後産「メダイ」長崎で初出土 開港以前のキリスト教の広がり示す
長崎県教委は佐世保市の早岐川改修工事に伴う発掘調査で、現在の大分県で作られたとみられるキリシタンの信仰用具「メダイ」が出土したと発表しました。
出土した「メダイ」は高さ24.8mm、幅17.8mmの青銅製で、円盤の上部に3つの角があるのが特徴です。
聖画像などの文様はありませんが、16世紀のキリシタン大名大友宗麟の領内である豊後、今の大分県で作られたとみられています。
長崎県埋蔵文化財センターによりますと、長崎県内で豊後産のメダイが見つかったのは初めてで「長崎の開港以前のキリスト教の広がりを示すもの」として貴重だとしています。
早岐瀬戸遺跡では、河川改修に伴う大規模な発掘調査が2019年度から行われています。
KTNテレビ長崎 2025-05-27 [
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