<オスプレイ>佐賀市長、防衛局に注文「自治会としっかりコミュニケーションを」
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佐賀空港(佐賀市川副町)への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画で、防衛省九州防衛局が近隣の6校区自治会長へ計画を説明する方向で最終調整が進んでいることに関し、佐賀市の坂井英隆市長は29日の定例記者会見で、「(防衛省は)自治会側としっかりコミュニケーションをとってほしい」と述べた。
川副町、東与賀町、諸富町の六つの校区自治会長会に6月10日から防衛省職員が訪問して説明する。一般の住民は参加できない。
坂井市長は、4月下旬に自治会から説明の要望があったことを示し、「それを踏まえ防衛省に依頼をした」と経緯に触れた。駐屯地開設後は「地域と共存していくことも大切になっていく」と強調しつつ「そういった点を意識しながらしっかり説明してほしい」と注文した。
自治会長以外の一般市民からも、住民説明会を求める声がある。6月に九州防衛局が行う自治会長への説明以外に、一般の住民が参加できる説明会を開催する計画については「防衛省から、考えはないと聞いている」と答えるにとどめた。(川﨑久美子)
佐賀新聞 2025-05-30 [
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