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業者への未払いや建築基準法違反 佐賀県職員4人を文書訓告 

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会見で謝罪する金丸政樹総務部副部長(左)と堤康之人事課長=佐賀県庁









 佐賀県は30日、県高性能食肉センター(多久市)の整備に関する工事を巡って事業者へのプレハブ使用料の未払いや建築基準法違反があったなどとして、職員4人を文書訓告とした。
 県人事課によると、2022年6月~23年5月に施工したけがをした家畜の処理棟に関連し、プレハブ設置に関する建築確認を怠るなどの法令違反や、レンタル事業者へのプレハブの使用料約92万円の未払いがあった。
 昨年9月にプレハブの入居団体からの問い合わせをきっかけに、担当者が資料を確認して未払いに気付いた。報告を受けた係長級職員は、長期間にわたり対応を失念していた。今年1月下旬に農林水産部長らが報告を受け、副知事に報告したのは5月初めだった。
 畜産課の係長級職員(当時)と、同課の課長級職員(同)と佐賀中部農林事務所の課長級職員(同)、農林水産部長をそれぞれ文書訓告とした。
 志波圭介総務部長は「法令違反のほか、事務処理を失念し、事業者に損害を与えたことは信頼を損ねる行為。また、不祥事案が疑われるものについては、速やかに情報共有することを組織として認識し直す必要がある」などのコメントを出した。(横田千晶)

佐賀新聞 2025-05-30 [Edit / 編集]

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