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タンゴ・エクスプローラーお別れイベント 6月1日に舞鶴で

 京都府北部などを走った京都丹後鉄道のディーゼル列車「タンゴ・エクスプローラー」のお別れイベントが6月1日午前10時から午後3時まで、西舞鶴駅併設の西駅交流センター(舞鶴市)で開かれる。同鉄道の車両・施設を保有する北近畿タンゴ鉄道(本社・宮津市)などが募集したクラウドファンディング(CF)で集まった資金を活用して開催する。
 タンゴ・エクスプローラーは1990年4月、赤字路線だった当時のJR宮津線を北近畿タンゴ鉄道が引き継いだ際に、看板車両として製造された。新大阪駅~福知山駅・宮津駅・豊岡駅間を、福知山線、北近畿タンゴ鉄道宮福線・宮津線経由で特急列車として運行していた。
 車体色はライトベージュ・メタリックで、車体は曲面ガラスを用いて傾斜をつけたユニークな流線形のハイデッカー車として話題を呼んだ。しかし、検査・修繕に必要な部品の多くが製造中止となり、2020年11月に列車の使用を休止した。
 CFで集まった金額は554万3千円。今回のイベント以外に、7月12日に開催予定の与謝野駅100周年記念イベントの実施費用にも充てる。
 お別れイベントは、未来へ走らせよう「京都丹後鉄道応援プロジェクト」実行委員会が主催。タンゴ・エクスプローラーの写真展示や動画上映、車内VR(仮想現実)体験などができ、グッズ販売もする。
 また鉄道写真家の南正時さん、鉄道アーティストの小倉沙耶さんによるトークショーも予定されている。入場無料。


 
写真(クリックで拡大)=タンゴ・エクスプローラー(提供)

両丹日日新聞 2025-05-31 [Edit / 編集]

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