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能登デモクラシー 民主主義の在り方を問う

まちのほとり座 デモクラシーとは、民主政体、民主主義、日常生活での人間関係における自由や平等などの意味合いを持つ言葉。昨年元日に発生した能登半島地震に対する民主主義は果たされているのだろうか。国が、行政が、という議論は常日頃、民衆の中で起きてはいるが、実際に行動に移せている民衆はいかほどなのだろうか。その問いは自分自身にも突き刺さる。
 街や市や国という単位では大きな力に頼らなくてはいけないことだってある。ただ、大きな力が届かないような領域でも、民衆の中にある小さな力の源が一つの光となって輝くことがある。その光の中にあるのは無償の愛だった。そのエネルギー(光)は波動となって伝導し、そこに触れる他者への活力にもなってしまうのだ。
 政治だけに向けがちな民主主義の価値観そのものに対し、私たち自身の在り方からなのではないかと問いかけてくる鋭い体験だった。(ほとり座 田辺和寛)
 ◆6月7~13日、監督五百旗頭幸男、日本、101分。
◇ほとり座(https://hotori.jp

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富山:朝日新聞デジタル 2025-05-31 [Edit / 編集]

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