JR四国のチケットアプリ「スマえき」の利用が急伸 定期券目立つ
JR四国独自のチケットアプリ「しこくスマートえきちゃん」(スマえき)の利用が伸びている。2024年度の販売実績は12億9300万円で前年度の約2.5倍に達し、特に定期券の伸びが目立っているという。
スマえきは、スマホにアプリをダウンロードし、クレジットカードなどとひもづけて利用する。QRコードが表示されるが、読み取り機は一部の駅にしかなく、大半の駅や列車内では、スマホ画面を係員に見せて使う。
22年11月に利用が開始され、当初は企画割引切符だけだったが、23年4月から通常の乗車券や自由席特急券、通勤・通学定期券も買えるようになった。紙の切符より割安に設定された企画割引切符もある。
24年度の販売実績の内訳は、定期以外の切符が4億4200万円で前年度比1.6倍だったのに対し、定期券が8億5100万円で同3.4倍。総額では、同社の24年度の鉄道運輸収入の5%強を占めた。
4月は定期券の販売が単月としては最多の2億円に達した。四之宮和幸社長は27日の定例会見で「定期は学校で一斉購入などを働きかけてきた成果もあると思う。企画割引切符は発売が終わると(スマえきの)利用が減るので、まずは四国の皆さんに乗車券や特急券、定期券を利用していただきたい」と話した。
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香川:朝日新聞デジタル 2025-05-31 [
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