高松競輪場で最後のレース ファン2千人来場
老朽化に伴って建て替え、再整備される高松競輪場(高松市福岡町)で5月31日、最後のレースが開催された。約2200人の競輪ファンらが来場し、最終レース後はバンク内で風船を飛ばした。再開は2028年の予定。
市によると、再整備の総事業費は約75億円。施設は現在の約3分の1の大きさにし、収容人員も減らす。一方で余剰地にホテルやカフェなどを設け、家族連れも楽しめるエリアにするという。
岡山県倉敷市から来た自営業の女性(42)は選手たちの走る姿が間近で見られるバンクの金網に寄ってカメラを構えた。「今までよりも写真を撮りやすくしてほしい」と期待した。
再整備を巡っては、総事業費が計画初期から約6.8倍に増えたことや若者のギャンブル依存の危険性があるなどとして、市民が市を相手取って建設差し止めなどを求める訴訟を起こし、係争中。
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香川:朝日新聞デジタル 2025-06-01 [
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