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子の水難事故、ライフジャケットで防げ 先行する「香川モデル」とは

 消防局の職員らが、子どもたちにライフジャケットを普及させる活動を続けている。きっかけは2010年に起きた水難事故だった。
 夏休みを控えた15年前の夕方。河川敷で遊んでいた小学生の男の子が雨で増水した利根川に流され、救助要請があった。「何とか助けたい」。濁った川を2日間捜したが、見つけられなかった。前橋市消防局の大手貴史さんの目に、岸辺で手を合わせて無事を祈り続ける両親の姿が焼き付いた。
 「事故が起きてから動くのでは、命を救うのは難しい。予防のために何かできないか」。大手さんは、思わぬ場面で水に落ちたときの対処法を学ぶ着衣水泳の指導資格を取り、勤務時間外に小学校で出前授業を始めた。17年には職員有志の「水難事故予防自主研究グループ」も立ち上げた。
 しかし、水の事故で命を落と…
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香川:朝日新聞デジタル 2025-05-31 [Edit / 編集]

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