倉敷商、創志学園、岡山東商、準決勝に進出 春季中国高校野球
第144回春季中国地区高校野球大会(中国地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)が5月31日、岡山県倉敷市内の2球場で開幕した。1回戦4試合があり、矢上(島根)と倉敷商、創志学園、岡山東商(いずれも岡山)が準決勝進出を決めた。矢上は序盤から着実に加点し、玉野光南(岡山)を下した。倉敷商は鳥取城北との接戦を制した。創志学園は終盤に主軸の2点本塁打で南陽工(山口)に勝利。岡山東商はエースが追いすがる英数学館(広島)を抑えて完投勝利した。準決勝は1日、倉敷マスカットスタジアム(岡山県倉敷市)で矢上―倉敷商、創志学園―岡山東商の対戦カードで行われる。
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創志学園の3番大谷海心(るい)(3年)が決勝打となる2点本塁打を含む2安打4打点の活躍を見せた。
3―3の八回表。1死二塁で打順が回ってきた。南陽工の投手は昨夏、甲子園を経験した阿部和希(3年)。「追い込まれる前に甘い球を狙おう」。1ボール1ストライクからの変化球を振り抜くと、打球は左翼スタンドに吸い込まれた。高校通算3本目、公式戦では初の本塁打だった。
三回にも右翼へ先制となる2点三塁打を放ち、主軸としての役割を果たした。それでも門馬敬治監督は「結果的に打ってくれたが、もっと自分を表現して欲しい」と注文。大谷は「県大会決勝では(1―17という)恥ずかしい負け方をした。夏に勝ちきるため、この大会も勝ち進みたい」と力強く語った。
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岡山:朝日新聞デジタル 2025-06-01 [
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