休日の部活動の地域移行 運動系ほぼ100%、文化系は足踏み 福島県会津若松市
部活動の週末合同練習会の参加状況などが報告された総合教育会議
休日の部活動の地域移行が先進的に進む福島県会津若松市で2025(令和7)年度、運動部の週末合同練習会「あいづっこスポーツ教室」の加入率が100%に達する見通しとなった。一方、文化系の「あいづっこ合唱教室」は51%(2024年11月現在)、「吹奏楽アカデミーI’s(会津)」は23%(同)にとどまっており、市は対応を急ぐ。
26日、市役所で開かれた市総合教育会議で市教委が示した。あいづっこスポーツ教室は軟式野球やソフトボール、バスケットボールなど14競技で行われている。昨年7月時点で1947人中1922人が教室に参加し、加入率は98・7%に達した。市は現在、今年度の参加意向を確認しており、全員が参加するもようだという。
運動部活動は地域移行が進むものの、文化系部活動では練習会場の確保、楽器の運搬などが課題となり、昨年、合唱で152人中78人、吹奏楽で155人中35人の参加に限られた。
市は来年度、休日の部活動の地域移行「完全実施」を目指している。今後、合唱や吹奏楽の連盟関係者と協議を進め、地域移行を推し進めていくという。
(会津版)
福島民報 2025-06-02 [
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