スポーツ少年の盗撮動画「体格良く高く売れる」 隠語使い取引横行
宿泊施設の浴場で盗撮した男児の動画を売ったとして、大阪府警は2日、徳島県の元幼稚園職員の男（38）を児童買春・児童ポルノ禁止法違反（提供）容疑で逮捕した。子どもの性的な動画は違法にもかかわらず、ネット上で巧妙に売買されており、歯止めがかからないのが実情だ。
あるネット掲示板の投稿。男児の性的な動画の買い手を募る内容とみられる（一部画像を加工しています） 捜査関係者によると、男は同県美馬市の鎌田裕樹容疑者。昨年7～12月、香川県の宿泊施設の男湯の脱衣所で盗撮した裸の男子小中学生3人の動画を、SNSで集客した30～40代の男性4人に、それぞれ4500～1万3500円で販売した疑いがある。容疑を認めているという。
鎌田容疑者は5月、この小中学生3人の盗撮動画をめぐり、同法違反（製造）容疑で逮捕・起訴されている。
府警少年課によると、鎌田容疑者はこれまでの調べに「約5年間で400本以上の動画を撮り、500人以上に売って200万～300万円を得た」と述べたという。
「愛好者コミュニティーがいくつも」 狙われたのは主に運動クラブに所属する少年たちだった。「体格の良い子の映像は高く売れる」との理由で、施設の歓迎看板の「○○少年団御一行様」といった表記や、出入りする少年たちのユニホーム姿などから盗撮対象を絞っていたという。
イメージイラスト・廣戸美香 鎌田容疑者が捜査線上に浮かんだのは、昨夏に府警が別の事件で取り調べた男が持っていた盗撮動画がきっかけだった。入手経路を調べると、鎌田容疑者から買っていたことが判明したという。
捜査幹部は「SNSを含め、ネット上には男児の児童ポルノ愛好者コミュニティーがいくつもあり、他に出回っていないオリジナル動画を自ら撮って提供する人物はありがたがられるのでは」と語る。
■買う側も罪に問われる可能性…
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香川：朝日新聞デジタル 2025-06-02 [
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