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富山第一が決勝進出 逆転で中越を下す

 第152回北信越地区高校野球大会(北信越地区高校野球連盟主催)の準決勝が2日、ハードオフ・エコスタジアム新潟(新潟市)であり、富山第一は10―6で中越(新潟)を下し、決勝に進んだ。一時4点のリードを許したが、七回に一挙7点の猛攻で逆転した。決勝は3日午前10時から、同球場である。春季の北信越で富山勢が決勝に進んだのは、2016年に準優勝した高岡商以来。
 3点を追う富山第一は七回1死一、二塁から、森太一、和泉詩大、結城海里の3連続適時打で6―6の同点に追いついた。
 小倉頼人の内野安打で満塁とした後、武田煌生が押し出しの四球を選んで逆転。板倉伶の中前適時打もあり、この回、打者11人の猛攻で、一気に試合をひっくり返した。
 先発の岩寺翔義投手は最速145キロを記録するなど直球を中心に投球を組み立てたが、四球で走者を出した後、甘くなったボールを狙われた。
 この日、5打数3安打3打点の活躍だった森は「序盤はみんなが『自分が決めよう』という意識が出過ぎていた。つなぐ意識が出てきてから、うまくいった」。
 勝ち越しの四球を選んだ武田は「何でもいいから塁に出ようと思って打席に入った。四球の時は、うれしくて叫んでしまった」と話した。野口仁監督は「劣勢から、よく逆転してくれた。チームの成長を感じる」とほめた。

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富山:朝日新聞デジタル 2025-06-03 [Edit / 編集]

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