AI搭載オンデマンドバス「のるーと矢吹」 福島県矢吹町 泉崎、玉川両村に運行区域拡大
運行区域拡大などを発表する蛭田町長
福島県矢吹町は8月1日から、人工知能(AI)を搭載した予約型乗合交通車両(オンデマンドバス)「のるーと矢吹」の運行区域を隣接する泉崎、玉川両村に拡大する。蛭田泰昭町長が4日、町役場で会見し明らかにした。
のるーと矢吹は1月から実証運行を始めている。町民の町外への移動需要増加や観光・交流人口の創出などを目的に拡充を決めた。
泉崎村の矢吹バスストップや玉川村の福島空港や医療機関、JR水郡線の駅合わせて6カ所を乗降拠点に加える。町内のやぶき観光案内所に予約専用端末を設置する。運賃のキャッシュレス決済も導入する予定。蛭田町長は「町民の活動を後押しし、町のにぎわい創出につなげる」と語った。
会見では126万円を追加する町介護保険特別会計補正予算など6日開会の6月定例議会に提出する議案も発表した。
(県南版)
福島民報 2025-06-05 [
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