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アジフライのおアジは? 給食でRP、工場整備予定の水産会社が提供

 島根県浜田市でアジフライの製造工場の整備を計画している水産会社「三陽」(福岡市)は、アジフライを地元の子どもたちに味わってもらおうと、自社製の5303食を浜田市内23の小中学校に贈り、味をアピールした。
 三陽は、長崎県松浦市の工場で冷凍アジフライを1日最大20万食製造しているが、供給力を増やすために島根県浜田市原井町の水産加工団地で製造することになった。今年1月に浜田市と包括連携協定を結び、2028年度中の製造開始を見込んでいたが、1年前倒しで整備を進める方針。
 三陽の担当者は「浜田沖で漁獲したアジを松浦に運ぶ非効率さ、鮮魚を東京へ送る輸送時間の短縮になることを考えても、早めに拠点を整備すべきだと判断した」と話す。
 浜田市立国府小学校では3日の給食にサラダやスープとともに登場した。メディア委員の児童が「三陽さんから提供されたアジフライを味わって食べましょう」と校内放送を流すと、6年2組の28人は「いただきます」と手を合わせた。
 佐々木葵さん(11)は一口かむと「やわらかい」と言った。5年生のときの社会見学で浜田のどんちっちアジのことを学んだ。「浜田のアジは自慢。これはフワフワ」と話した。

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島根:朝日新聞デジタル 2025-06-06 [Edit / 編集]

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