四国新幹線の早期実現求める署名39万筆 期成会、国に提出へ
四国新幹線の早期実現を求める署名が約39万筆に達したと、四国新幹線整備促進期成会が発表した。今後も署名活動を進め、8月に期成会が開く東京大会の後、国に提出するという。
期成会は四国4県や経済団体などで構成。会長を務める長井啓介・四国経済連合会長と4県知事らが4日に記者会見した。長井会長は「署名から1年という節目で、多数の署名をいただいた。さらに輪を広げていきたい」と述べた。
署名のうち6割近くの約23万筆は、JR各社の労組でつくるJR連合が集めたといい、署名簿の受贈式もあった。
香川県の池田豊人知事は、4月に国から発表された国土強靱(きょうじん)化実施中期計画の素案に、四国新幹線など整備計画に含まれない新幹線についても整備促進を図る旨が盛り込まれたことを明らかにし、「これをステップにして、来年度予算での(整備計画格上げに向けた)法定調査を求めていきたい」と述べた。
また、徳島県の後藤田正純知事は、四国新幹線に慎重姿勢を示している岡山県を念頭に「関西と中四国が一つになった効果を考えてほしい。そのときにど真ん中となるのは岡山だ。一緒にやりませんか、と申し上げていきたい」と述べた。
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香川:朝日新聞デジタル 2025-06-06 [
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