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交通データ分析→コンテンツ開発へ 滋賀大と近江鉄道が連携協定

 滋賀大(彦根市)と近江鉄道(本社・彦根市)は、地域の活性化に向けた連携協定を結んだ。同社の鉄道やバスなどの利用者のデータを、大学のデータサイエンスの手法に基づき分析し、沿線地域の交通や観光の活性化に生かす。
 滋賀大は、2017年度に全国初の「データサイエンス学部」を設置し、企業と連携した研究を多数手がけてきた。
 大学側が連携協定を持ちかけた。具体的には、データサイエンス学部と経済学部の学生ら約20人が中心になり、スマートフォンの位置情報から得た人流データを分析したり、各駅でアンケートしたりすることを計画している。外国人留学生も加わり、インバウンド客の動向についても調査。結果をまとめ、発表する。大学側は、実践的な学びの機会を得ることができる。
 協定は28年3月までで、その後は1年ごとに更新する。
 締結式で近江鉄道の藤井高明社長は「学生の柔軟な発想と行動力に期待したい」と話した。滋賀大の竹村彰通学長は「地域社会に新たな価値と活力をもたらすことを願っている」と期待を寄せた。
 同社の鉄道事業は、昨年4月、公有民営による上下分離方式に移行し、昨年度の決算は、31年ぶりに黒字になった。

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滋賀:朝日新聞デジタル 2025-06-06 [Edit / 編集]

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