所得税の納税額、2年連続で増加 四国の昨年分の確定申告
高松国税局は、四国4県の2024年分の確定申告の状況を発表した。4県の所得税の納税額は前年比2・2%増の639億6200万円で、2年連続で増加し、過去10年間で最多となった。物価高対策による定額減税の影響で納税者数が減少した一方、賃金や株価の上昇がその影響を上回ったと見られる。
所得税の納税者数は28・2%減の12万8331人で2年ぶりに減少し、納税者の所得総額も4・0%減の9577億6700万円で、5年ぶりの減少となった。
一方で、配当所得や土地などの譲渡所得は10・4%増の239億9800万円と大幅に増えた。また賃上げなどを背景に給与所得も1・8%増の152億2100万円だった。
株式などの譲渡所得の申告状況によると、所得があった人は18・0%増の1万4580人、所得金額は87・7%増の1093億800万円となり、いずれも過去10年間で最多だった。
また、23年10月からインボイス制度が開始され、初めて通年での適用となったことで、個人事業者による消費税の申告件数は3・5%増の5万8055件だった。
4県別の所得税の納税額は、愛媛264億2300万円(前年比18・9%増)、香川151億1800万円(同6・4%減)、高知は115億5100万円(同7・3%増)、徳島108億7100万円(同19・3%減)だった。
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香川:朝日新聞デジタル 2025-06-07 [
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