伝統土湯こけし楽しむ 8日まで福島で「祭り」
多彩なこけしに見入る来場者
土湯温泉観光協会の第49回土湯こけし祭りは7、8の両日、福島市の土湯温泉観光交流センター「湯愛舞台(ゆめぶたい)」で開かれている。来場者が伝統工芸の魅力に触れている。
土湯系工人が祭りに向けて手掛けた作品をはじめ、福島、秋田、山形、宮城各県で作られたこけしを展示・販売している。7日は来場者が品々を手に取り、特徴や品質を確かめていた。工程を体験する絵付けコンテストもあり、来場者が自分だけのこけし作りに挑んでいる。作品は工人が審査し、子ども、大人の2部門で表彰する。
東京都から訪れた会社員高保純樹さん(30)はこけしにひかれ、数年前から産地を巡っている。「土湯こけしが生まれた地域に来てみたかった。温泉も好きなので、楽しみたい」と話していた。
入場無料。8日の開催時間は午前9時30分~午後3時。絵付けコンテストは午後1時まで受け付ける。
福島民報 2025-06-08 [
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