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「最初は気持ち悪かった」のにどうして? ミャクミャク愛好家増殖中

 「最初は気持ち悪いと思ったけど」。こう言われながら、ある場所で絶大な人気を誇るキャラクターがいる。その名は「ミャクミャク」。大阪・関西万博の公式キャラクターだ。万博会場は、ミャクミャクのカチューシャや帽子を頭につけた人、キーホルダーをカバンにつける人たちであふれている。会場を歩き、人気の秘密を探った。
 公式キャラクターが現在の姿に決まったのは、今から3年前の2022年3月。公式サイトによると、ミャクミャクの青い部分は清い水。赤い部分は細胞で分裂したり、増殖したりする。正体は不明だ。
赤と青のミャクミャクコーデ お手製グッズも 妻とともに来場した伊藤忠さん(57)は、ミャクミャクTシャツを着用し、カバンにミャクミャクのグッズを複数つけていた。「決まった時は、別の候補の方が良いと思った」と振り返る。しかし、立体的になった姿や話をする姿を見るようになり、だんだん慣れてきた。「最初は妻に『ミャクミャクの服を着るのは嫌』と言っていたのですが、自分も服が欲しくなり、買ってしまいました」と笑っていた。
 兵庫県尼崎市の川本留実さん(43)は家族4人でミャクミャクを意識した赤と青の服を着て訪れた。「最初は気持ち悪かった」と苦笑するが、娘の実空さん(5)がミャクミャクを好きになったことをきっかけに「リアルで会ったらかわいかった」と愛好家に転じた。今後も、家族で月に数回、ミャクミャクスタイルで来場すると決めている。
 ミャクミャクへの愛が止まらず、お手製グッズを作る人もいる。大分県から来た霍野(つるの)薫さん(38)は「せっかく行くなら全力で楽しみたい」とミャクミャクカチューシャを手作りした。「見れば見るほど、どんどん愛着が湧いてくるんです」
生みの親にも予想外の人気ぶり ミャクミャクの生みの親はこ…
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大阪:朝日新聞デジタル 2025-06-08 [Edit / 編集]

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