> 三重県

野焼き作品300点 菰野町「馬酔木窯」、体験企画の45人が創作 三重

【作品を紹介する森さん(左)=菰野町杉谷の「馬酔木窯」で】

【三重郡】三重県菰野町杉谷の国際陶芸アカデミー会員の陶芸作家、森正さん(85)が主宰する尾高創房村「馬酔木窯」で「野焼きのやきもの展」が開かれている。森さんの指導で、野焼きを体験した県内外の45人が創作した土人形や器、動物などの作品300点余を展示している。30日まで。
さまざまな表情の土偶や仏像、太陽を描いた皿、人物のレリーフ、ライオンやイヌ、ネコ、魚、恐竜など、縄文時代の土器を再現した遊び心あふれる作品が並ぶ。
野焼きは、滋賀県の黒土を練って成型し、もみがらや落ち葉、雑木などで10時間ほど焼成、炎によって変化する色合いが楽しめる焼き物。「人間の進化の原点というべき野焼きの焼き物を楽しんでもらいたい」と森さんが企画し、集まった子どもから高齢者までが自由に創作した。
森さんは国内外で個展を開催し、平成27年には三重県文化功労賞と紺綬褒章を授章している。「束縛されない自由さ、土と炎の面白さを見ていただきたい」と話していた。

伊勢新聞 2025-06-09 [Edit / 編集]

削除Pass(任意、英数字4~12文字) [Confirm/確認]
No. 削除PassかIPアドレスのどちらかが合致すれば削除出来ます
削除Pass(任意)