冷めていた昆虫熱、再燃したきっかけは?「虫の先生」が伝えたいこと
相模原市で「昆虫文化を子供たちに伝える会」の代表を務める三宅潔さん(77)は、地元の人から「虫の先生」と呼ばれている。泊まりがけの昆虫採集の体験会を開いたり、セミやカの専門家による講演会を開いたり、昆虫の面白さを伝えようと奔走する毎日だ。
大阪の郊外で育ち、自身も昆虫少年だった。オニヤンマを捕獲するため飛行コースを観察し、カブトムシを捕まえるためには朝も暗いうちから雑木林に入った。
「虫と遊んで命の大切さを学び、科学が身近になったのです」
京都大工学部に進み、卒業後は日立製作所で半導体や鉄の防さび技術などを研究した。
埼玉大大学院で教授も務め、科…
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神奈川:朝日新聞デジタル 2025-06-08 [
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