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「死体の一部・肉片をまたいで姉を捜索」 『熱田空襲』から80年 体験者が生々しい記憶語り継ぐ

80年前、1945年6月9日にあった「熱田空襲」で姉を亡くした女性が、当時の体験を語りました。
伊藤米子さん:
「鉄骨が『あめ』のように、ジェットコースーターの(レールの)ようにゆがんでいます。そこで目にしたのは脚一本、ももから指先まで、上の方を見上げると引っかかっているんです」
愛知県大府市の至学館大学で「熱田空襲」について語るのは、伊藤米子さん(91)です。伊藤さんは至学館大学の前身の「中京高等女学校」の出身で、戦争の記憶を語り継ごうと、学生ら約280人を前に特別講義を行いました。
伊藤米子さん:
「(覚えているのは)死体の一部・肉片をまたいで、工場の中で(姉を)探した記憶です。6日目の朝、照子(姉)は見つかったんですね。(軍需工場の横を流れる堀川に浮ぶ)いかだの下から出てまいりました」
伊藤さんの姉の石原照子さんは当時13歳。熱田区の軍需工場で学徒動員中に熱田空襲に遭い、亡くなりました。
伊藤米子さん:
「ちょうど歯形の部分が親元に帰ってきました。本当に不幸中の幸いだった」

テレビ愛知 2025-06-09 [Edit / 編集]

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