クマの目撃情報増えて 秦野の小学生に「熊鈴」配布
昨年から各地でクマの目撃情報が増える中、神奈川県秦野市の小学校でクマよけの「熊鈴」が配られた。
同市内では例年10件ほどの目撃情報があるが、昨年度は24件に増えた。校区内でも目撃された市立東小学校では5月28日、2年生のうち15人に、関野貴之校長からランドセルにぶら下げる金色の鈴が手渡された。
この鈴は、地元企業が市に500個寄贈したうちの一部。東小では毎年1年生に鈴を配布しており、今回は破損などで鈴がなくなった児童に貸与した。市は他の小学校でも必要な児童に配る予定。東小の関野校長は「地域の人たちが子どもたちを見守ってくれて、ありがたい。クマと生活圏を分け、共生できるといいと思う」と語った。
鈴を受け取った石神大翔(ひろと)さん(7)は、家族と車で出かけたときにクマを見たことがあるという。「鈴を鳴らしてクマが近づかないようにしたい」。和田澪(しずく)さん(7)は「前の鈴が壊れたので、もらえてよかった」と話した。
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神奈川:朝日新聞デジタル 2025-06-10 [
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