備蓄米で風向きは…改選数4に十数人が立候補へ 参院選神奈川選挙区
7月に予定される参院選で、神奈川選挙区(改選数4)の構図が固まってきた。2人擁立をめざした立憲民主党の立候補予定者の1人がパワハラ報道で辞退。9日時点で国政政党としての政党助成法上の要件を満たす主要10政党のうち、日本保守党をのぞく9党が1人ずつ擁立する方針。諸派も含め、十数人による激しい選挙戦が見込まれる。
「立憲の2人は1人になる。議席の争いが激烈になる。活動量をさらに増やし、相手を凌駕(りょうが)する戦いを総力結集でやっていく」。5月17日に横浜市であった自民党新顔の脇雅昭氏の事務所開きで、小泉進次郎県連会長はげきを飛ばした。
12年前は113万票、6年前は91万票を超す得票でトップ当選した島村大氏の急死を受け、県連が公募で決めたのが県産業労働局長だった脇氏だった。3年前は改選数4と欠員1を埋める「合併選挙」だったこともあり、無党派層からも得票が見込める三原じゅん子氏と衆院神奈川4区(横浜市栄区、鎌倉市、逗子市、葉山町)に地盤を持つ浅尾慶一郎氏を擁立。三原氏が80万票超でトップ当選。浅尾氏も54万票超を得て4位で当選した。
今回は脇氏一人に絞った。背景には、政治とカネの問題などで逆風が続く、党の置かれた厳しい状況がある。昨年の衆院選は県内でも甘利明氏が落選するなど苦戦を強いられた。
小泉農水相に期待感 しかし、今月3日に開かれた自民党横浜市連大会であいさつに立った川崎市連の嶋崎嘉夫会長は風向きの変化に言及した。
「備蓄米、すんごい行列なん…
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神奈川:朝日新聞デジタル 2025-06-10 [
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