関の刃物や地歌舞伎…多彩な舞台 大阪・関西万博「岐阜県の日」最終日
「岐阜県の日」で披露された関ケ原合戦をテーマにしたパフォーマンス=10日、大阪・関西万博
大阪・関西万博の「岐阜県の日」最終日の10日、関の刃物や地歌舞伎を紹介する多彩なステージが繰り広げられました。
地歌舞伎にちなんだプログラムでは、東濃歌舞伎中津川保存会が「菅原伝授手習鑑 車曳の場(すがわらでんじゅてならいかがみ くるまひきのば)」を万博仕様にアレンジした特別演目を上演しました。
独特のせりふ回しの中に岐阜の名所や食文化がユニークに盛り込まれ、大舞台で熱演した役者らに会場からは拍手やかけ声が送られ、最後にはおひねりが飛び交っていました。
また、関ケ原合戦をテーマにしたステージでは岐阜総合学園高校太鼓部と県立岐阜商業高校吹奏楽部の生徒らが迫力の響きと一糸乱れぬパフォーマンスで観客を合戦の世界にいざなっていました。
一方、関の刃物をPRするプログラムでは、刀匠の二十六代藤原兼房さんと戸山流居合道孫六剣友会が共演し、青竹を一刀両断。脈々と受け継がれてきた関の刀の切れ味をアピールしました。
また、パフォーマンスには合気道の師範でもある江崎禎英岐阜県知事も登場し、日本の武道の精神を伝えていました。
※江崎禎英知事
「2日間の岐阜県の日では、伝統文化に重きを置き、海外から評価を受け、若い人たちが未来に向けたメッセージを発信した。価値ある2日間だった。世界の方に岐阜県の良さを知っていただけて、これが訪れていただくことにつなげられればよい」
ぎふチャン|岐阜放送 2025-06-10 [
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