岐阜市の藍川北学園で独自教科「わかあゆ学」 地域貢献や地域活性化学ぶ
「わかあゆ学」に取り組む生徒ら=藍川北学園、岐阜市
ことし4月に開校した岐阜市の小中一貫校 藍川北学園で、地域貢献や地域活性化について社会人から学ぶ独自の教科「わかあゆ学」がスタートしました。
この「わかあゆ学」は、長良川の若鮎のようにたくましく未来を切り開く精神を養おうと始まったもので、様々な職種の社会人をアドバイザーに招くなどして1年生から9年生まで成長に応じて地域社会への興味を深めるねらいがあります。
8年生の授業では起業家精神をテーマに、ビルメンテナンスなどを手がける技研サービスの人材戦略課 佐橋美音さんがアドバイザーを務めました。
「マルシェの出店」という課題に対し、生徒らは、ターゲットや商品、宣伝方法などについて次々とアイデアを出し合い、佐橋さんは「オリジナルの商品を考えるだけでなくいかに売るかも考えることが大事」とアドバイスしていました。
一方、9年生の授業では、十六フィナンシャルグループのまちづくり会社 カンダまちおこしの大東さんと平塚さんが「クラウドファンディング」をテーマに、利点や活用方法などを説明しました。
※生徒
「自分たちでマルシェを出店するということが初めてで、それを一から考えていくのが楽しいなと思いました」
※岐阜市教育委員会 鈴木大介さん
「まず探究の力をつけるために、4年生まではとことん楽しみ、5、6年生は地域について学び、7から9年生はそれまで学んだことを生かして自ら課題を見つけていって、地域のために何ができるかを考える力をつける、といった具合で、9年間の発達段階に応じたテーマを設定し、アドバイザーとともに授業を展開していこうと考えています」
ぎふチャン|岐阜放送 2025-06-10 [
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