第259世天台座主 記帳厳かに 比叡山延暦寺で傳燈相承式
天台宗総本山・比叡山延暦寺（大津市）で10日、第259世天台座主（ざす）に2月に就いた藤光賢（こうけん）座主（93）の傳燈相承（でんとうそうじょう）式があった。関係者ら約150人が参列した。
延暦寺によると、傳燈相承式は、歴代の座主の名前が記された相承譜に、新たに就いた座主が名前を書き加える伝統の儀式。
この日は雨が降る中、藤座主が輿（こし）に乗って根本中堂に到着。雅楽が響くなか、本尊の前で相承譜に記帳した。
その後、「『己を忘れて他を利する』『一隅を照らす』という宗祖の遺訓にしたがい列祖の規範にならい戒行精進され、『道心』の志をもって仏国土の建設達成に邁進（まいしん）されますことを切に望みます」と諭示（ゆし）を述べた。
式のあとには、京都市内のホテルで祝賀会が催された。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
今すぐ登録（1カ月間無料）ログインする※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
滋賀：朝日新聞デジタル 2025-06-11 [
Edit / 編集]