九州南部で降り始めから400ミリ超の大雨 西日本で土砂災害に厳重警戒
梅雨前線の影響で、九州南部では72時間降水量が400ミリを超える大雨となっています。これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、西日本では11日は、土砂災害に厳重な警戒が必要です。
降り始めからの降水量(アメダスによる速報値)は、宮崎県えびの市えびの高原で419ミリ、鹿児島県指宿で464ミリに達しています。また福岡県、大分県、佐賀県、熊本県、長崎県でも200ミリを超える大雨となっている所があります。
三隈川(大分県日田市)
11日は、梅雨前線が西日本から東日本に停滞し、大気の状態が非常に不安定となっています。このため、西日本を中心に雷を伴って激しい雨や、非常に激しい雨の降る所がある見込みです。
<雨の予想>
12日午前6時までの予想24時間降水量
関東甲信…80ミリ
東海…100ミリ
近畿…80ミリ
四国…80ミリ
九州南部…80ミリ
これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。
西日本では11日は、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
大分放送 2025-06-11 [
Edit / 編集]