万博でレジオネラ属菌の検出受け、対策本部設置 ユスリカ問題に続き
大阪・関西万博の会場にあるウォータープラザの海水などから指針値以上のレジオネラ属菌が検出された問題について、日本国際博覧会協会は11日、水質管理対策本部を設置したと発表した。設置は10日付で、休止中の水上ショーの再開を目指して、具体的な対策の検討を進めるという。
万博協会、菌検出後も人工池の立ち入り禁止せず 子ども入れる状態 対策本部の本部長は協会の石毛博行事務総長が務める。協会によると、第1回の会合は、「可及的速やかに開催する」としている。対策本部と合わせて、実務的な検討をするための水質管理チームを立ち上げたという。
ウォータープラザでの水上ショーは、指針値の約20倍のレジオネラ属菌が検出されたことを受けて、4日夜から中止している。問題発覚後、次亜塩素酸ナトリウムの投入などの対策をしたが、7日に採取した海水からは指針値の約50倍の菌が検出されていた。さらに、会場中央にある「静けさの森」の水辺でも指針値を超える菌が検出されている。
万博会場では、蚊に似た羽虫のユスリカが大量に発生しており、協会はこの問題でも対策本部を設けている。
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大阪:朝日新聞デジタル 2025-06-11 [
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