墨田区の女性区議が男性区議からのセクハラ被害訴え 男性側は否定
東京都墨田区の女性区議が、同じ自民党会派に所属する男性区議から数年間にわたってセクハラを受けていたとして、区議会に被害を訴えていることが関係者への取材でわかった。区議会は訴えを受けて5月末以降、議員政治倫理調査特別委員会を開いており、被害の実態を確認するための調査を進める方針。
複数の地元関係者によると、女性区議は2021年、飲み会の帰宅途中に同乗したタクシーの車内で男性区議から胸を触られ、その後も会派の飲み会の際、背後から体を触られるなどの被害にあったと訴えているという。着用していた下着の色を指摘されるといったことも重なり、フラッシュバックや嘔吐(おうと)、不眠に悩まされるようになったとしている。
こうした一連の行為に不快感や抵抗の意思を示したものの改善されず、今春、区議会に対応を求めたという。
区議会の特別委は非公開で、11日に男性区議が弁明書を提出。今後、特別委として弁護士などを選任し、双方の意見を聴取していくとみられる。
男性区議は周囲に「まったく記憶にない」などとセクハラを否定しているという。取材に対し「(特別委は)秘密会であり、私からは口外してはならないということになっている」と話した。
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東京:朝日新聞デジタル 2025-06-11 [
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