長～い行列「夜中の２時に来た親子も！」県内でも備蓄米販売開始【愛媛】

【西村記者リポート】
「開店１時間半前なんですが、すでに駐車場の方まで列が伸びています」
愛媛での備蓄米の販売は、初日と見られる１２日、１０００袋が販売されるフジグラン松山では、早くも、心待ちにしていた大勢の人の列ができていました。
【主婦】
「スーパーで買ってたけど、あと一回分ぐらいしかないので」
【男性】
「安いのでお得かなと思って」
１２日、販売が始まるのは、フジグラン松山とエミフルＭＡＳＡＫＩの２つの店舗。
２２年産の備蓄米が、５キロ２１３８円で販売されます。
【親子】
「夜中の２時に来ました」
こちらの親子は、なんと開店の７時間前からスタンバイ。
【親子】
「ちょっと前から（米が）きれてたので、ちょうどいいタイミングで古米が出たのでありがたいですね」
午前８時、販売を待ちわびる人たちの長～い行列。
開始時間が徐々に近づき、店内の売り場近くまで誘導します。
しかし、行列はどんどん長くなるばかり。
この日を待ちに待っていたみなさん、中には、切実な人もいて…
【高齢男性】
「年金生活でお金がないから、少しでも安いお米を買おうと思って。いつ松山で売り出すかなと思って心配してたんだけどね。米買うのにこんな並んだのは初めてよ」
【お母さん】
「（子どもが）ご飯をよく食べるようになったので、ちょっとでも家計の足しにというか、節約しようと思って」
子どもを抱っこしながら並んでいたお母さん。子どもの成長には米は欠かせません。
【お母さん】
「ちょっと節約して２週間もつぐらいかな。下まで並んでいるのを見るとちょっと難しいのかもって不安になってきています」
そして…
【西村記者リポート】
「９時になりシャッターが開きました。並んでいたお客さんのもとへ備蓄米が手渡されていきます」
【おばあちゃん】
「やっと、やっと嬉しいよ。お米がなくなってるし、買わないかんなと思ってたの、待ってた」
【主婦】
「県外に息子がいるんですけど、そっちでお米売ってなくて、送ってあげてもいいかなって」
子どもを抱っこしながら並んでいた先ほどのお母さんも、無事に買えたようです！
【お母さん】「買えてよかったです。いっぱい食べてね」
午前９時２５分には…
【店員】
「本日の備蓄米の販売の整理券終了しております」
販売開始から３０分足らず、１０００袋は「完売」となりました。
当然、なかには買えなかった人も。
【店員と客やりとり】
「もう終わりましたきょうの分は」
「明日は？」
「今のところ未定です」
「えー！そうなんですか」
【買えなかった同じ女性】
「ついでに買おうかなと思ってた、残念です」
【フジ・山口普社長】
「もっと多くのお客様にお届けできるように計画しております。（現在の）状況が少しでも和らげば幸いだなと思っています」
ちなみにフジでは、運営する県内のほかの店舗でも１７日以降、順次販売する予定のほか、１２日からはドラッグストアのコスモスでも、県内の５５店舗すべてで数量限定での販売を始めたということです。

愛媛朝日テレビ 2025-06-12 [Edit / 編集]