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右肩上がりの万博、黒字へ正念場 水を差すレジオネラ属菌とユスリカ

 大阪・関西万博は13日で開幕から2カ月。来場者数は増加傾向で、入場券の売れ行きも好調だ。一方、今後は梅雨や猛暑のシーズンを迎え、客足の鈍化も想定。さらに衛生面の課題から目玉イベントの水上ショーの中止が続くなど不安要素も抱えている。
【主なパビリオン一覧】ゾーン別に写真で紹介  関連記事も充実 万博を主催する日本国際博覧会協会によると、一般来場者数は最初の1カ月(4月13日~5月12日)で262万2710人だったが、直近の約1カ月間(5月13日~6月11日)では速報値も含めて365万3038人と、前月比で4割ほど増えている。
大阪・関西万博の一般来場者数の推移 協会は会期中に2820万人の来場を見込む。これは1日あたりで約15万人が訪れる計算だ。最初の1カ月は1日も15万人に届かなかったが、5月31日に初めて上回り、16万9923人が来場。6月7日にも15万5497人が訪れた。
 入場券の販売も上向いている。運営費が黒字になる目安は1840万枚で、6月6日までに1344万枚を売り上げた。最近は毎週50万枚を超えるペースで売れており、これが続けば8月にも1840万枚に達する可能性がある。
 公式キャラクター「ミャクミャク」など関連グッズの売り上げも好調だ。会場に公式ストアを出店する近鉄百貨店の広報担当者は、「店舗では想定をはるかに上回る売り上げが続いている」と語る。
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大阪:朝日新聞デジタル 2025-06-13 [Edit / 編集]

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